専門職派遣についてよくある質問
この事業の対象者は誰ですか?
判断能力が低下している本人を地域で支援している「チーム」が対象です。
なおチームの形や規模は問いません。
【例】
本人+複数の支援者で構成されたチーム | 〇 |
本人+支援者1名のみのチーム | 〇 |
本人だけ(個人への派遣) | × |
この事業を利用する場合、本人も参加する必要がありますか?
意思決定支援の観点から、原則、本人にも参加していただきます。なお、本人の参加を前提とした上で、会議の前後に関係者が情報共有を行う場に専門職を派遣することも可能です。
【例】
本人参加を前提に、まず関係者が情報共有の場として会議を開催し、その後、本人がその会議に参加する場合 | 〇 |
本人が施設や入院している場合、まずは本人と専門職で面談し、その後、関係者のみで会議を開催する場合 | 〇 |
本人参加を前提としていない会議を開催する場合 | × |
本人参加を前提としているが、判断能力の低下に伴う支援に関することが含まれていない場合 | × |
この事業はチームの支援者であれば、誰でも申し込むことができますか?
本人を支援しているチームの支援者であれば、誰でも申し込むことができますので、チーム内で協議をしたのち、申し込みください。なお、申し込みの際は、申込者が様式第1号「専門職派遣依頼票」、様式第2号「専門職派遣に関する情報シート」を作成し、センターに提出してください。
いつまでに専門職派遣を申し込めば良いですか?
派遣日(毎月第1・第3水曜日)前週の金曜日、午後3時までに様式第1号「専門職派遣依頼票」様式第2号「専門職派遣に関する情報シート」をセンターに提出してください。詳細については、別紙「年間スケジュール」をご確認ください。
キャンセルしたい場合は、いつまでに連絡すれば良いですか?
本人の状態の変化等のため、キャンセルをしたい場合は、必ず当日の午前10時までにはセンターへご連絡ください。
派遣先は本人の自宅でも良いのですか?
派遣場所については、本人の希望を尊重します。
【例】
本人自宅/通っているデイサービス先/入所中の施設 入院中の病院/公共の会議室/相談支援機関の会議室 等
※本人が近隣の他市施設や病院にいる場合は要相談
この派遣事業では具体的にどのような支援をしてくれますか?
専門職派遣事業ではチームに対し、以下の場面で助言が必要な場合、支援をします。
権利擁護支援の検討に関する場面 | ・複雑な課題や法的課題の整理 ・成年後見制度等の利用が必要かの判断 ・今後の支援方針への助言 等 |
成年後見制度の利用の開始までの場面 | ・成年後見制度の利用する留意点説明 ・適切な申立てに関する助言 等 |
成年後見制度の利用開始後に関する場面 | ・後見人等やチーム関係者との支援方針に関する助言 等 |
どのような専門職が派遣されますか?
派遣される専門職は「弁護士」「司法書士」「社会福祉士」となります。なお、単一の職種に限らず、複数の専門職の組み合わせで派遣することも可能です。
【組み合わせ例】 弁護士+社会福祉士 / 司法書士+社会福祉士
(法律分野と福祉分野の専門職の組み合わせ)
同じケースで何度も専門職派遣を利用してもいいですか?
原則、同一事案で1回の派遣としています。しかし、状況に応じ複数回の派遣も検討することは可能ですので、その際はご相談ください。
時間内であれば、違うケースについても相談できますか?
1回の派遣につき、1事案の検討となりますので、同日に違うケースに関する相談はできません。
派遣してもらった専門職を成年後見人等候補者にできますか?
派遣した専門職を成年後見人等の候補者としたり、申立ての代理人としたりすることはできません。
専門職派遣を利用した後、どのような手続きが必要ですか?
専門職派遣の利用後は、その場で助言者である専門職が助言内容を様式第3号「専門職派遣報告書」に記録し、依頼者(支援者)にお渡ししますので、依頼者も専門職派遣を利用した所感(感じたこと・整理できたこと・今後への活かし方 等)を記載したのち、センターへ提出してください。